2016年12月21日水曜日

俳句とクロスワードパズルとレヴィストロース

近ごろ俳句の面白さに目覚めて夢中である。
俳句は、心の旅であり言葉の冒険である。
多くの隠居者の手慰みでもあるが、その意味では西洋のクロスワードパズルに似る。
しかし、クロスワードパズルが単に語彙知識のゲームであるのに対し、俳句はそれ以上に創造性と想像力の遊びである。
また、前者が専ら出題者の計画と専制に縛られるのに対し、後者は当事者各々の無限の発想に委ねられる。
はるかに優雅で自由な遊戯だと言えよう。
そう考えると、レヴィストロースの日本贔屓にまた頷けるのである。